現役キャリアアドバイザーが晒す、派遣の闇とその裏側

派遣の闇と裏、すべてお話しします。

人材派遣と働き方改革

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 働き方会改革関連法案が今年6月に国会で可決され、非正規雇用の皆さんはどう感じられましたか?

 これで正社員と同じ待遇になる!と過剰な期待を抱いている方がいるんじゃありませんか?

 おそらくそううまくはいかないでしょう。

 まず、非正規と正規の待遇を均等あるいは均衡させるために、できるだけコストを下げたい企業は正規の方の待遇を非正規に寄せることになるでしょう。

 すると非正規への風当たりが強くなり、高い能力を求められることになります。

 しかしそういう企業の本当に優秀な正規社員は離れていくでしょうから、非正規への風当たりと業務量は増えるばかりで職場はかなり荒んでしまうでしょう。

 方や、正規の給与をむしろ上げるような企業には人が集まるので必ずしも非正規を必要としないわけです。

 従って本当に生き残る非正規(派遣)は有能なのに唯々こき使われるだけということになります。

 おそらく中期的な視野で見てみますと、非正規は外国人や高齢者などに集約され、よほど優秀でオンリーワンのスキルでもない限り高待遇は望めないでしょう。

 匿名のブログだから言えることですが、これからの時代派遣はお勧めしません。「派遣しか道がない」なんてことにならないように少しでも自分のスキルを磨く努力をした方がいいですよ。