現役キャリアアドバイザーが晒す、派遣の闇とその裏側

派遣の闇と裏、すべてお話しします。

とりあえず派遣で働こうと思ったら。

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 仕事を探す理由は人それぞれだと思いますが、もし今の仕事が正規雇用で人間関係やその他の理由で転職を考えているのなら、”とりあえず”で派遣を選ぶのはやめた方がいいでしょう。つまり、どうしても派遣で働く必然性があるのか、もう一度よく考えてください。

 

 人材派遣業の商売としての構造は、調達した人材を「時間単位」で切り売りしているにすぎません。何もしなくてもというのは言い過ぎですが、基本的には派遣労働者が働いた時間に比例して利益を薄く頂いています。

 

 何が言いたいかというと、例えば(わかりやすいようにキリのいい数字にします)派遣会社と派遣先企業間で時間当たり¥1,000の取引があった場合、相場的には派遣労働者に約¥600から¥700が賃金として支払われます。(ひどいところは¥500なんてところもありますが)すると当然残りが派遣会社の取り分ですが、本来派遣労働者が直で派遣先に雇われる場合には必要のない(厳密には異論もありますが、あえて大雑把に言うと)部分です。

 

 2018年9月現在、大変な人手不足で各企業(特に中小企業)は大変苦労しています。どうしても派遣で働かなければならない理由はありません。

 転職を考えているなら、余裕のある今のうちにちょっと勇気を出して自分を企業に直接売り込んでみるのもいいかもしれませんよ。